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本当に魚は体にいいの?を徹底解明!栄養素ごとに紹介します

魚は好きですか?最近、魚を食べましたか?
「魚より肉が好き」「食卓へ並ぶのは、肉の方が多い」という人は、多いでしょう。

魚は「体にいい」と、よく聞きますね。

ヘルシーな感じがするし、なんとなく体に良さそう…と思っていますが、実際はどうなんでしょうか。
なぜ、魚は体にいいのか…どんな栄養があるのか…魚について学習してみましょう。

魚が体にいいと言われる理由

その1「魚には、たくさんの栄養が含まれている」から

魚には、私たちの体に必要な栄養成分が、バランスよく、豊富に含まれています。

多くの魚に共通する栄養素は…

・タンパク質:強い体を作る!

体内では作ることができない「必須アミノ酸(注1)」が豊富。
魚のタンパク質は、消化されやすく、無理なく食べることができる。

・カルシウム:骨や歯を強くする!

牛乳にも負けないカルシウム量。
コップ1杯の牛乳:カルシウム220ミリグラム
イワシ1匹   :カルシウム290ミリグラム

・DHA(ドコサヘキサエン酸):脳の機能を活性化する!

・EPA(エイコサペンタエン酸):血液サラサラ効果がある!

・ビタミン:健康的な肌を保つ!

・タウリン:動脈硬化や心筋梗塞の予防になる!
(注1)必須アミノ酸とは:タンパク質を構成している20種類のアミノ酸のうち、体内で作ることができない9種類のアミノ酸のこと。

魚は、栄養豊富で健康づくりに欠かせない!

その2「魚の脂質は、体に良い」から

肉類に含まれている脂質「飽和脂肪酸」は、摂り過ぎると、血中のコレステロールが増加し、生活習慣病のリスクが高くなると言われて、体に良くないものとされています。

魚に多く含まれている脂質は…

・不飽和脂肪酸:特に、多価不飽和脂肪酸(注2)が多い

→ 中性脂肪や悪玉コレステロールの値を減らし、脳の働きを良くしたり、血液をサラサラにしたりする働きがある!
(注2)多価不飽和脂肪酸とは:体内で作れない、不飽和脂肪酸のこと。

魚の脂質は、優秀でいい働きをする!

その3「魚を食べることは、生活習慣病の予防に役立つ」から

魚を食べる量は、年々減少していて、若い人の「魚離れ」が進んでいます。また、魚より肉が好きな人が多いことからもわかるように、「食の欧米化」も進んでいます。

肉中心の食事で、がん、心臓病、動脈硬化、脳卒中などの、生活習慣病にかかるリスクが高まるとも言われています。

魚をたくさん食べる人は…

・心筋梗塞になりにくい
・血栓の形成抑制に大きな効果
・海藻と魚の組み合わせで、肥満防止につながる可能性
・魚介類の摂取で、男性の糖尿病予防に効果がある

魚を食べる生活で、病気のリスクが減る!

他にも魚の部位ごとに豊富な栄養があります。

  • 頭:カルシウムが豊富。
  • 目のまわり:ビタミン、DHAが豊富。
  • 内臓:ビタミン、ミネラルが豊富。
  • 皮:ビタミンが豊富。

「魚は体にいい」は本当だった!!

魚は、私たちの体を健康に保つために、必要な栄養がたくさん含まれています。
数ある食べ物の中でも、魚は栄養バランスのとれた、優秀な食べものと言えます。

  • 魚には、たくさんの栄養が含まれている
  • 魚の脂質は、体に良い
  • 魚を食べることは、生活習慣病の予防に役立つ

近年、若年層の「魚離れ」がささやかれていますが、積極的に魚を食べる習慣を、身につけたいものです。

魚は、身のところだけでなく、皮や骨、頭の部分にも栄養が、ぎっしりとつまっています。余すことなく、美味しく「魚」を、どんどん食べましょう!

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